人生を輝かせる『キレイ』が満載!

沢樹舞さん

2016年4月17日 公開

著名人たちの日々の食卓を動画で公開したり、料理のアイデアや知識を交換し合ったり、そんな‟口福”なコンテンツ盛りだくさんのWebサイト『たべるの』を主催する沢樹 舞さん。モデルからソムリエ、食のプロへと転身した沢樹さんが語る「美と食」そしてレアな私的愛用コスメも必見!

PROFILE

89年にモデルデビューし、国内外のコレクションや広告、雑誌で活躍。フランス滞在中にワインの魅力に触れ、98年にワインアドバイザーに。

05年6月にはフランスの由緒ある団体である 「シャンパーニュ 騎士団」のシュバリエ(騎士)を叙任。

「pierre cardin」のイメージキャラクターをつとめるほか、 ‘06年1月から「婦人画報(アシェット婦人画報社)」にて 「沢樹舞のブランド・クルーズ」を1年間連載。

現在は「食」の幸福Webサイト「たべるの」を運営するほか、 執筆活動を中心にラジオ番組のパーソナリティや ワイン講師としても幅広く活躍中。

著書に「3センチのコンプレックス」(講談社) 「ミキータのひとびと」(マガジンハウス)。

たべるの http://www.taberuno.com

オフィシャルブログ 沢樹舞のintimeな日常

「ブレない。バランスがいい。そして美しいのに男前!‟女が惚れる女”、それが舞さんの魅力です!―Dr.衣理」

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「衣理先生にはいつでも助けてもらえるから、逆にどこまで自分がやれるかチャレンジ中。でもそろそろ先生のお世話になろうかな(笑)―沢樹さん」

10年前、モデルをきっぱり辞め、ワインと食のプロの道へ

Dr.衣理

今日は舞さんと仲良しの北見博幸シェフが新たにオープンした「ミキータ乃木坂」での対談ということで。お料理もとても楽しみにしてきました。

沢樹さん

北見シェフとはモデル時代からの長いおつきあいで、モデルを引退するときも、青山のミキータで引退セレモニーを盛大に行ったんです。いままでお世話になった方を100人くらいご招待して。

Dr.衣理

モデルを辞める、って宣言するのはなかなかできないことですよね。
モデルを続けながら他の仕事をする方も多いのに。舞さんはすべての面でそういう潔さがあって、見ていて気持ちがいい。美しいのにどこか男前なのよね(笑)。

沢樹さん

特にワインとか飲食の世界って、お客として仲良くしているときは優しくしてくれるんですが、いざ、その中でプロとして仕事するとなると厳しい世界なんですよ。中途半端にモデルを続けていると、モデルちゃんのお遊びみたいに扱われやすいので、しばらくはどんなにオファーがあってもきっぱりお断りしていたんです。ただ、3年くらい前に『婦人画報』からファッションページの連載のオファーをいただいて。モデルを引退してから久しぶりのファッション撮影でしたし、ワインの取材のときとは違って3日前くらいから緊張しましたね。でもいまはそういうスパイスがあるのがいいのかな、って。あの1年間の連載で甘えていたカラダに喝が入りましたから(笑)。それに、ベースに自分の生き方やキャラクターがあって、その延長線上のまま被写体として呼んでいただけるのはいまの私にとってすごく理想的です。

Dr.衣理

本当に舞さんは多才!ご自身のウェブサイト、イベント、女性誌のインタビュー、CMのナレーションに執筆……そしてもちろんワインのお仕事も。特に舞さんのワインのセレクトはセンスが抜群で、すごく美味しいのに「こんな安くていいの!?」って価格だったりするの。
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沢樹さん

私がワインビジネスの世界に入った頃は、安かろう悪かろうの薄利多売と、本当にいいものだけを選りすぐって紹介するという、二極化のビジネスだったんです。その中間くらいのことが一番重要なのに、でもそれをアナウンスする人がいなかった。それに私は12年間モデルをしたあとワインの道に進んだので、20歳くらいからワインの世界にいるベテランのソムリエには勝てないわけじゃないですか。いまからどんなに勉強しても世界一のソムリエになれない。そうなるとワインの世界でやっていくには、敵のいないゾーンでいい仕事をするしかないと思ったんです。だから本音では例えば「ブルゴーニュのグランクリュの作り手が好き」というのはあっても、それはひとまずおいて、千円、二千円でこんな素敵なワインがある、っていうのを紹介することだけに狙いを定めて、そのジャンルばかりを追求してきたんです。

Dr.衣理

そういうお手頃なのに美味しいワインって、どうやって見つけるの?

沢樹さん

大抵はワインの試飲会って会議室で一気に50とか100アイテムを1~2時間でジャッジするんですが、 私の場合はそれ以外にもお客さん目線で、普通にお店でワインを買うんです。それで自腹で飲んで、この価格ならみんな納得するんじゃないかとか驚いてくれるかな、というのを自分でセットにして販売したり、ウェブで紹介したり。

Dr.衣理

へえ~、そうなの!? 顔がわかってお店の人に警戒されたりしない(笑)?

沢樹さん

一応、眼鏡をかけて顔は隠します(笑)。でも、自腹を切らないと本当の意味でのコストパフォーマンスってわからないと思うんです。ちょっと試飲して「いいんじゃない?」と思うのとはまた違ってくる。お料理との相性もよくわかりますし。
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今日のファッションを拝見!

今日のファッションはルイ・ヴィトン

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「バッグにはさほど興味がないんですが、ルイ・ヴィトンの洋服はすごく好き。このワンピースはけやき坂のショップのウィンドウに飾ってあって一目惚れ。胸元にアレンジしているのは実はベルトです」
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「食べること」は心に効く!カラダの声を感じる感覚を研ぎ澄ませて

Dr.衣理

それにしても、お仕事柄食べる量もお酒の量も多いのに、それだけ美しい体型を維持できているのはやはりプチ断食の効果かしら?ブログで拝見しましたけれど。

沢樹さん

違うの衣理先生、最近まずいんです(笑)。体型をキープするための私のサイクルとしては、3ヶ月に一回、ダイエット+休肝日を兼ねたプチ断食でリセットするというのがもう7年くらいの習慣。でも、少し前まではプチ断食すれば増えつつある体重もふっと元に戻っていたんですが、基礎代謝が落ちてきたせいか最近は戻りにくくなってしまって。昔は、夜お腹いっぱい食べても朝起きると3kgくらい痩せてたんですよ。寝ている間に燃え尽きているんじゃないかっていうくらい。なのに最近は低燃費のエコカー並みで(笑)。
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Dr.衣理

でも、だからといって食べるものを制限しないのが、とても大切だと思うの。食べることの欲求を押さえ込みすぎると、見ためは細くてキレイかもしれないけどどこか味気ない気がして。美味しいものもきちんと楽しんで 味わって、好きなこともやり通してこそ理想形だな、って舞さんを見ているとつくづくそう思います。

沢樹さん

私も若いときはモデルとして体型維持するためにシビアなダイエットをして、食べることを犠牲にしていたからいま反動があるのかもしれないけれど、大人になると、「食」の部分を大事にしていないといろいろな意味で豊かにならないですよね。

Dr.衣理

まったく同感です。“美味しい”と思える感覚が鈍くなっていると幸せも逃げていく感じがするし、ダイエットによるストレスは一気に外観を老けさせますから。食べることは、栄養素をバランスよく摂る意味もあるけれど、同時に心の豊さも育てているのだと思います。そう、だから食と美は切っても切り離せない!
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沢樹さん

心身ともに健康でいる重要なポイントは、その時々のカラダが欲している食べ物をきちんと選び取れるセンスを磨いておくことだと思います。例えば、お肉ばかりに偏ってカラダが酸性に傾いているなとか、そういう自分のカラダの声を聞く感覚を研ぎ澄ませて、“感じる”能力を養うということ。それには、旬のものを食べることがまずひとつ。最近は1年中食べられる野菜も多いので旬を知らずに育っている人もいますが、一度、お勉強だと思って旬をカラダに叩き込んでみるのもいいと思います。真冬はトマトやきゅうりを食べないようにするとか。そういうことをやっておくと、春先のアサリって冬より甘~いとか、夏より冬のほうれん草のほうが味が濃いとか感じられるんじゃないでしょうか。そうすれば、頭で思い描かなくても自ずと自分に必要なもの、正しいものを選べるようになると思います。

Dr.衣理

そういう意識を持っていると、美容においても自分にとって必要なケアが自然にできるようになると思うの。旬の素材を目で見たり、味わったりする感覚を磨くということは五感を鍛えることだから、その日の肌の状態にもきっと敏感になるはず。

沢樹さん

まさにその通りですね。私も化粧品は香りとか肌につけたときの感触で自分に合うものやいまの時期に必要としてるものが感覚でわかりますし。だから使い方も工夫して、肌状態に合わせて3種類くらいの化粧水を使い分けたり、つける順番を変えてみたり。お料理のときの調味料みたいに美容液をトッピングしたり。

Dr.衣理

それも、きちんと肌の声を聞いているからできることですよね。 

沢樹さん

日々、自分の声に耳を傾けることが秘訣ですね。美と健康は、毎日コツコツ紡いでいくものですから。
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美の格言

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「美の特効薬なんてない!
キレイと健康は明日の
ために毎日育て続けるもの」

沢樹 舞

今回のお店/ミキータ乃木坂

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Mikita Nogizaka
東京都港区南青山1-15-2
TEL 03-5413-7707
(2Fカフェ・ミキータTEL 03-5413-2251)
営業時間
【1F】11:45~14:00
【2F】11:30~14:00
18:00~22:00(L.O)
定休日:月曜日
http://www.mikita.net
バール&カフェにはソファの個室も
北見博幸シェフがオーナーをつとめるミキータが乃木坂にオープン。今回撮影した2階のカフェ・ミキータは、種類豊富なデザートも楽しみのひとつ。

今回のお料理

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前菜の盛り合わせ
左から 真鯛のカルパッチョ、明石の蛸のジェノベーゼ和え、穴子のトマト煮、豆乳のパンナコッタかぼちゃのソース。
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有機野菜のサラダ
クミン風味のにんじんピューレと、白ワインジュレのソースが野菜そのものの美味しさを引き立てる一皿。
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小エビの冷製バベッティーニ
小エビのプリッとした歯触りと赤玉葱のシャキシャキ感が絶妙。
スモークしたトマトのソースを絡めて。
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