人生を輝かせる『キレイ』が満載!

石川紀久子さん

2013年7月2日 公開

1993年に食空間・料理サロン「麻布サロン」を設立。「草月流」生け花を基礎としたフラワーアレンジメント、フランス刺繍、書道、テーブルコーディネーターなどを、現代の生活にアレンジさせたトータルライフスタイルを提案。また、器・漆器・クロス・エプロンなどの製品や、三越・伊勢丹で限定発売しているオリジナル食品ブランド「マダムキッコ・オリジナルフーズ」など、、食や食空間のプロデュースにも従事。レストランのトータルプロデュースや、イベント・セミナーの企画・講演等でも幅広く活躍している。 麻布サロンhttp://www.azabu-salon.jp/

どんな事、いかなる時でも、やはり“心”がとても大切です。 “心から愛を持って接すること”を心掛けています。

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Q1:石川様と料理との出合い、そして、その魅力を教えて下さい。

料理との出合いとして、記憶に深く残っているのは、幼少の頃の両親そろって家族での食卓でしょうか。父親の教育やしつけは特に厳しく、食の大切さを教えてもらいました。

両親にはジャンルを問わず、一流というレストランや、お店によく連れて行ってもらいましたが、それが食事をする際のマナーや、食空間プロデュースの原点になっていると思います。今思うと、とても感謝しております。

Q2:麻布サロンを運営されるにあたり、最も大切にされていること(哲学や信念、お気持 ちなど)を教えていただけますか?

どんな事、いかなる時でも、やはり“心”がとても大切です。今、そんな“心”が失われつつある現代ですが、相手の立場に立つこと、または、相手の状況を自分に置き変えてみたりと、そういった姿勢をもち、“心から愛を持って接すること”を心掛けています。

そうした思いやりをもつことで、充実した日々を過ごすことでき、その満足感はすべてに影響を与えていくと思っています。

Q3:ご自身のお仕事の中で、特に印象に残っている出来事や思い出を教えてください。

実は本業として寺院の運営・管理を行っており、麻布サロンのマネージメントと同時にこなさなくてはなりません。

そんな仕事柄、公の場では、私的な感情を見せられません。日々、姑につかえ、実母が亡くなった時も悲しさをこらえて、夜のクラスを担当したことがありまして。その後に、ようやく通夜に行ったことなどを思い出します。

また、周囲の皆様から、私が自覚している以上に、現在の仕事に対してご評価を頂いており、それは大きな喜びです。

Q4:「おもてなし料理」を作る心構えについて教えて下さい。

まず“おもてなし料理”のテーマは何かということ。季節や人数、昼か夜かを考慮することが大切なことだと思います。

また、料理を作る時の“心”が大事です。

Q5:初心者でも取り入れやすい食空間のコーディネートの方法がありましたら、教えてください。

日本には四季がありますので、その時々の季節性を取り入れたテーブル、色の持つ表現を、トータルで考えることだと思います。加えて、照明やBGMも考慮したいですね。

そうしたコーディネートから、ゲストの方々の会話が弾むきっかけを作れたら、と思っています。

Q6:長年愛用されているお気に入りの食器、料理道具などがありましたら、教えてください。

その時にお迎えするゲストの方々を考慮して、料理や、器の盛り付け、飲物などをコーディネートしています。コース仕立てにして、皿盛りのビュッフェスタイルにしてもてなしますが、お気に入りは自分自身でデザインした器です。

近年は調理器具も進化しておりますが、古くから使い慣れた物を大事にしていますね。 一番の道具といえば、やはり自分自身の手ではないかと思っています。

Q7:スキンケアや健康法など、ご自身の美容に対するポリシーを教えてください。

重い鍋、フライパンなど、料理をするうえでは、力仕事が意外と多く、日頃より筋肉を鍛えることができていると思っています。

自己管理では、毎日の積み重ねを大切にしており、朝ゆっくりバスタブのなかで行うプログラムがあります。それはリンパマッサージや、軽いストレッチなど。また、バスルームから出る時には、水シャワーで身体を引き締めたり、入浴後にスクワットなどの運動も行ってます。

歩くことも意識していますね。自宅にウォーキングマシンを置いており、運動が足りなかった日にはよく活用しています。

スキンケアに関しては、マッサージやパックは行いません。心掛けていることは、丁寧に洗顔を行うことや、決して指でこすらないこと。また、蒸しタオルを用いて、顔を蒸すことも実践しています。

その後は、水分と油分をたたき込む様にパッティングをしています。高機能な保湿クリームや、アイクリームなどはあえて使っていませんね。何でもやりすぎは禁物だと思っていまして。これは母親から伝授した事です。

Q8:お仕事柄、多くの女性の方とお会いすることが多いと思いますが、どのような女性を美しいと感じますか?

すべての女性はいつも美しくありたいと思っているもの。

ただ、2~3の会話を交わしただけで、いくら外見をきれいに整えていても、内実の教養、品格は透けて見えてしまうもので、取り繕うことができません。それは、ご本人の根底にある真実が滲み出てしまうようなこと。

所作、言葉遣い、相手に対しての労わりなど、心得がある女性や、内面の美しい女性が美しいと思います。

Q9:ご自身が豊かなライフスタイルのために心掛けていることとは?

いつも好奇心や興味を持ち、フットワーク軽く、前向きな心でありたいと思っています。マンネリな生活からは進歩や向上はありません。いつも何事にも素直に感動していたいと考えています。

Q10:いま取り組みたいこと、将来的に手掛けたいプロジェクトをお聞かせください。

食を通して、健康や身体の基本を理解して頂くことでしょうか。

体にやさしい、地球にやさしいをスローガンにオリジナルの食品を、皆様にもっと知って頂きたいと考えています。
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