撮影 / 国井美奈子
PROFILE
2001年宝塚歌劇団に入団。宙組公演「ベルサイユのばら2001」で舞台デビュー。その後、宙組に配属され、2006年「NEVER SAY GOODBYE」で新人公演初主演、「維新回天・竜馬伝!」で新人公演主演。2009年雪組に組替えし、2014年「ベルサイユのばら」で全国ツアー初主演、同年9月雪組トップスターに就任。「伯爵令嬢」「星逢一夜」「ローマの休日」「ルパン三世」「るろうに剣心」、など、数多くの話題作に主演し活躍。2017年7月に退団。
同年11月「SECRET SPLENDOUR」、2018年4月よりWOWOW「宝塚プルミエール」の新ナレーターに抜擢。5月中旬より大阪(梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ)、6月上旬より東京(TBS赤坂アクトシアター)にてミュージカル「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」の主演を務める。話題作として各界から注目を集めている。
「いま、宝塚歌劇団の男役としての舞台から離れてみて、非常に寂しい気持ちと共に、何故か自分が生まれ変わったような不思議な気がしていて。 同じような状況に置かれているのに、全てが何か違って見えますね」…早霧さん
Dr.衣理
私も観客として舞台を拝見していたファンの一人ですが、雪組で男役トップスターとしてご活躍され、退団後に女優になられてからの様々な部分での変化はありましたか?
早霧さん
そうですね。不思議と自分が生まれ変わったようなというか、違う自分で存在しているような気がします。同じような状況に置かれているのに、色々なものが違って見えたり、感じられたりしているといいますか・・・・・例えば、陽射しの強さだったり、風の冷たさだったり。それらを身体全体の感覚で感じられ、舞台以外のことも意識できるようになりましたね。
Dr.衣理
確かに、全身全霊をかたむけていらして、神々しいまででしたが、健康印(じるし)という印象は少なかったですね(苦笑)。むしろ血の気を感じないというか(笑)。
早霧さん
きっと以前は大好きな舞台のために、色々なことをコントロールしていたので、全身に体温が行き届かなかったのかもしれません。これからは、いままで以上にもっと身体の声を聞いて、エネルギッシュに生きていきたいですね。
Dr.衣理
はい、是非! ところで、お衣装もずいぶん印象を変えますよね。今日のお衣装はパンツスタイルなのに宝塚時代とはまた違い、マニッシュとフェミニンが融合したような雰囲気で、まさに現在進行形の早霧さんのようですね。
早霧さん
はい、高いヒールに挑戦しています。同じパンツスタイルでも、高いヒールを履いたり、足首が見えたりするだけでずいぶんと女性らしく見えるんだなと。私自身、もともとパンツスタイルが多かったので、退団したからといって、急にスカートをはきたいという意識にはまだ至っていません(笑)。
でも、いまはファッションにも選択肢が増えてきたので、スカートをはかないのはもったいないかなと。ロングとかミニとか色々な丈もありますし、自分の興味がわいたときには将来的に挑戦してみたいと思っています。
Dr.衣理
温度感が上がった早霧さん、これからがとても楽しみです! そのほかには、日常生活での変化等はありましたか?
早霧さん
10代、20代の頃は肌や体調は安定していたのですが、30代になってから、体調が肌に出るようになってしまって。このまま放置するのは危険だと思い(笑)、スキンケアにも気を遣うようになりましたね。
Dr.衣理
確かに、宝塚の舞台はメイクもかなり厚塗りですものね。2公演の時や、早霧さんの多かった和物とショーなどでは、かなりしっかりしたお化粧落としが必要になりますよね。
早霧さん
はい。とくに、ひとつの公演で6役を演じる演目があったのですが、そのときは肌が荒れて大変で・・・。その頃にちょうど衣理先生にお会いしましたよね。
それがご縁で、イースペシャルのクレンジングを使いはじめたのですが、宝塚のハードなメイクもするすると落ちて、しかも落とした後に肌が突っ張ることもなく、これはすごい! と。舞台メイクには強いクレンジング剤が必要だと思い込んでいたので、驚きました。いまも変わらず愛用しています。
Dr.衣理
嬉しいです。肌診断をさせていただくと、確かに早霧さんは肌が薄くてバリア機能が崩れやすくていらっしゃるから、摩擦や紫外線などの外的ストレスのダメージを受けやすいんですね。肌が丈夫な人なら何を使っても良いのですが(笑)、早霧さんの場合はその点を認識してお肌をいたわるスキンケアをされたほうが良いですね。
「陽と陰のエネルギーバランスを整えることが大切ですね」…Dr.衣理
Dr.衣理
では、続いて内面についてお伺いしたいと思います。早霧さんが内面で美しいと思われる方はどのような女性ですか?
早霧さん
会っていて、内面が外見に現れている女性ですね。テレビなどの画面越しであっても、何か温かいものとか明るいものとか、“陽の雰囲気”が伝わってきます。そういう女性からは、いつも拝見しているだけでエネルギーを頂いていますね。
Dr.衣理
確かに“陽と陰”の関係性は人柄にも運気にもありますよね。
早霧さん
はい。それは私自身、特に気をつけている部分ではありますが、仕事でも日常でも、どなたかと一緒にいる時間はお互いがプラスのようなもの(気)を共有していきたいなと。それが1対1に限らず、対何千人であってもそうでありたい思います。
Dr.衣理
本当にそうですね。プラスの相乗効果。一方で、“陽”があれば“陰”がありますよね? “陰”の場合はどのように対処されていますか?
早霧さん
できるだけ、自分で浄化・昇華できるよう心がけています。あとは、頼れる人がいれば相談して陰のエネルギーを陽に変えていくとか。私が憧れる人や美しいと思う女性は、皆さんそういうことが自然とできている気がします。
Dr.衣理
“陽と陰”を常に意識されている方はなかなかいらっしゃらないと思います。それを意識されているということは、ご自身ときちんと向き合われているという証拠ではないでしょうか。ご自身を大切に自然体で生きていくためにはとても大切なことですよね。
“陰”のエネルギーは、結局は自分で浄化していくしかないと思うので、心当たりがないのに「調子が悪い」と感じたら、すぐに環境を整えたり、好きなことで気分転換をしたりすることが必要ですね。ほかにも、粗塩やお香も邪気を遠ざけてくれるのでお薦めです。
Photo:MINAKO KUNII Styling:FUMIO BABA Make up:TOMONORI MARUYAMA
Philosophy of Beauty キレイの哲学
宝塚歌劇団退団後、初主演! トニー賞4冠に輝いたブロードウェイミュージカル 「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」
1981年にブロードウェイで上演、トニー賞4冠に輝いた傑作ミュージカルに、早霧せいなさんが初主演! 脚本は「タイタニック」などのピーター・ストーン、楽曲は「シカゴ」、「キャバレー」などを手掛けたジョン・カンダー作曲&フレッド・エップ作詞。その年に最も輝いた女性=ウーマン・オブ・ザ・イヤーに選ばれた女性と、彼女を取り巻く人々によるラブロマンス!
「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」
【スタッフ】原作:ピーター・ストーン 作曲:ジョン・カンダー 作詞:フレッド・エップ 上演台本・演出・訳詞:板垣恭一 音楽監督:玉麻尚一
【キャスト】早霧せいな、相葉裕樹、宮尾俊太郎ほか
【日程】2018年5月19日(土)~ 大阪公演・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
2018年6月1日(金)~ 東京公演・TBS赤坂ACTシアター
【公式サイト】http://www.umegei.com/womanoftheyear/
宝塚時代の厚塗りメイクをするんと落としてくれた イースペシャルのクレンジングジェルV
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