PROFILE
女性誌JJのカバーガールや女優として活躍した後、結婚を機に芸能界を引退。 20数年に及ぶ美容体験をもとに、2004年に化粧品ブランド「フェリーチェ トワコ」を設立し、現在は20種類以上のラインナップを発売中。 表参道に、君島さんの世界観を表現した旗艦店「フェリーチェ トワコ コスメ&スタイル」をオープン。 http://www.felice-towako.co.jp/index.html
「結婚を機に“十和子流”で自由に美容ができる! と嬉しくなりました」...十和子さん
Dr.衣理
十和子さん
美容人生での転機のひとつは結婚です。 女優をしていた頃は、仕事として美容と向き合っていたので、役柄にあった外見に整える必要がありました。だから、結婚をして主婦になってからは、「思うままにスキンケアやメイクができる!」と思って、とても嬉しくなりましたね。
しかも、主人(現・君島インターナショナル取締役社長兼株式会社フェリーチェ トワコ代表取締役社長)は元皮膚科医だったこともあり、美容にまつわる疑問をすぐに聞ける環境がありまして。それまでは女性誌から情報を入手していましたが、より専門的なアプローチで美容に踏み込むことができました。
Dr.衣理
十和子さん
美容について深く勉強していくうちに「こんな商品が欲しい、開発したい」と思うようになりまして。
アマチュアからプロへの意識が芽生え始めたきっかけですね。
Dr.衣理
十和子さん
はい。私自身、日やけ止めにこだわりがあり、主人を指導してくださった東京女子医大の川島眞先生に日やけ止めを処方して頂いていました。それが「内緒でゴルフ」という命名で(笑)。学会に出席した時や、知人にゴルフにいって遊んでいることがわからないほどに効果がある、ということですよね。そんなユーモアある処方薬で紫外線防止効果も高かったのですが、こちらをもっと化粧品のように、使い心地よくできないかなと思いまして。川島先生にOEM(受注製造)先を伺ったことが、すべてのはじまりですね。
Dr.衣理
十和子さん
Dr.衣理
その後にUVクリームを開発したんですね。
十和子さん
ただ、良い成分が登場するたびにリニューアルを続けているので、発売してからも4回ほど改良しています。
最近は、おかげさまで新しい製剤や成分の件で、成分メーカーの方にご来社頂くことも多く、より良い製品づくりが実現しています。
Dr.衣理
製品づくりは製造メーカーとの相性があるし、アイテムによって、こだわりも変わるもの。満足する製品にたどり着くまでは時間がかかりますよね。すべてご自身で管理されているのですね。
十和子さん
「君島十和子というのは、私の芸風なんです」...十和子さん
Dr.衣理
十和子さん
やはり身体の内側から酸化・老化を防止したいですね。細胞レベルで代謝を活性化させることが必要だと感じていて、特に関節の柔軟性を養うように努めています。
Dr.衣理
十和子さん
はい。週に1回ジャイロトニックに通って、身体のポイントとなる筋肉を鍛えています。美しい姿勢を保つためにも運動は必須ですね。それに私はもともと太りやすく、しかも顔に出るタイプなので。絶食ダイエットや、低カロリーキャンディのダイエットなど、いろいろと挑戦しましたが、やはりアンバランスなことは失敗に終わりました。
Dr.衣理
十和子さん
Dr.衣理
十和子さん
はい。“君島十和子”は、私の芸風なんです。普段の生活、オフィスワーク、あと趣味の宝塚を楽しみながら、自分のできる範囲で美容に取り組むことで、後ろめたい気持ちにならなくて済みます。美しさは立ち止まったらおしまい。自分の感性を刺激して、新しものにふれて。そうした繰り返しが、美しさの充実につながっていくと思っています。
きれいの哲学
化粧品開発のきっかけになった、日やけ止めクリーム
本文中にも登場したフェリーチェ トワコを代表するアイテム。メイクを施してしまうと、日やけ止めの塗り直しができないことから、高SPF・PA値を採用。また“通年美白”を提唱していることから、つけ心地のよさ、軽さも追求。現在もバージョンアップを続けているロングセラーアイテム。
FTC UVパーフェクトクリーム プレミアム50SPF50・PA+++ 30g 2,990円/フェリーチェ トワコ コスメ感性を刺激するために、そして深い人生観を得るための読書
写真左から・小澤征爾さんと、音楽について話をする 小澤 征爾 (著), 村上 春樹 (著) / 新潮社、エリザベート〈上・下〉―ハプスブルク家最後の皇女 塚本 哲也(著)/ 文藝春秋、流転の子 - 最後の皇女・愛新覚羅生 本岡 典子(著)/中央公論新社