人生を輝かせる『キレイ』が満載!

森理世さん(前編)~キレイの哲学編~

2016年5月8日 公開

2007年にメキシコで開催されたミス ユニバース世界大会で見事に優勝して以来、テレビや女性誌、講演会など、多くのメディアで活躍している森理世さん。外見の美しさだけではなく、内側からの美しさ、強さを育む秘訣を、Dr.衣理が伺いました。

PROFILE

2007年メキシコで開かれたミス ユニバース2007世界大会で、審査員の満場一致で優勝。
日本人として48年ぶり、史上二人目のミスユニバースとなる。
現在はモデル、講演活動などで全国を飛び回るほか、 地元である静岡にダンススタジオ「I.R.M.アカデミー」を開設し、 アーティスティック・ディレクターとして、約250名の生徒を直接指導している。
著書に「シンプルライフ」(アメーバブックス新社)
公式ブログ「SPARKLE TIME」http://ameblo.jp/mori-riyo/
公式サイト「I.R.M.アカデミー」http://www.irm8880.com/



「“ミス ユニバース”として力まなくなった時、自分の気持ちを素直に伝えられるようになりました」...森さん

Dr.衣理

理世さんとお会いするのは久しぶりですね。世界を飛び回る仕事は体力的にハードだと思いますが、
今日もN.Y.から帰国されたばかりとか! 美しさや体調を維持するのが大変ですよね。

森さん

そうですね。ミス ユニバース時代は世界各国を訪れていたのですが、フライトで長距離の移動が続くので体調管理に配慮しなければなりませんでした。


特に(ミス ユニバースの)任期中は、『優勝してから1年間は、容姿を変えていけない』ということが契約書の規約に書かれていて。だから、顔、身体ともに、いまの状態を維持しなければ、という緊張感はありました。


Dr.衣理

ミス ユニバースは女性にとって憧れの存在ですものね。

森さん

はい。私自身、ミス ユニバースは“手の届かない存在”という憧れがありました。だから、チャリティやボランティア活動等で各国を訪問する時には見た目はもちろん、内面もきちんとしなければいけない、子供たちが思うイメージを壊しちゃいけない、と肩に力が入っていた時期もありました。

でも、そんな風に自分に良く見せようと思って活動しているうちに、自分自身じゃなくなくなりそうなことがありまして。

Dr.衣理

頭で考えることより感じることを尊重しなければ、自分が見えなくなることがありますからね。


森さん

はい。それでさまざまな活動をしていくなかで、無理に背伸びをするのではなく“20歳の女性”として、どう振る舞うべきかということを考えればいいことに気づきました。


尊敬する稲盛和夫さん(京セラ名誉会長)の著書に『何が正しい答えがわからない時は、人間として何が正しいかという本質に立ち返ること』とあるのですが、「ミスユニバースだから」と力むことなく、その時の自分の気持ちをオープンにして、いろんな境遇にある方とふれ合っていくうちに、自分の思いを素直に伝えられるようになりましたね。


 (988)

「きれいになりたい、健康でありたい、という思いは、世界各国で共通する願い」...Dr.衣理

 (1001)

Dr.衣理

素晴らしい経験をされたのですね。私のクリニックにもアラブや中国など世界各国から患者様がいらっしゃいますが、日本人の患者様と同じように接するように心掛けています。もちろん各国ごとに生活習慣の違いや、その国なりの価値観や美意識はあるものの、このクリニックでご本人が希望されていることや、健康でありたいという思いは共通ですからね。


先入観をもたずに、目の前の患者様とひとつひとつ向き合っていくというコミュニケーションは大切だと思っていて。


森さん

本当にそうですね。“等身大の自分”として発言することで、自分の認識の甘さから失言してしまったり、間違えてしまうこともありました。でも、完璧な人間などいないと思いまして。そういった失敗もさらけ出すことで、ひとりの女性として成長したような気がします。

チャリティというととても高尚な活動のような気がしますが、その基本はコミュニケーションであり、相手に気持ちを伝えること。世界のひとり一人がそんなコミュニケーションができれば、人種や国境の壁を越えられることを実感しました。

「相手と向き合って話をすること。それが相互コミュニケーションの基本だと思います」...森さん

Dr.衣理

でも、そうしてきちんと人と向き合っていると、意見が衝突したり、理解してもらえないこともあるでしょう。
相手の職業や境遇もさまざまでしょうし。

森さん

そうですね。でも、そういう時こそ、相手と向き合って話をするという心の強さをもつことが大切だと思います。特に第三者から話を聞くと誤解が生じることが多いですし。もし、気になる噂などを耳にしたときは「こういう話を聞いたんだけど?」と、相手に確かめてしまいますね。

Dr.衣理

話を決して流さないのですね。男気がありますね(笑)。

森さん

もちろん、すべてのことにそういった姿勢で対応しているわけではありません(笑)。
でも、現在、私の地元である静岡で「I.R.M.アカデミー」というダンススタジオを母と設立したのですが、レッスンを教えている生徒さんとのお付き合いは一瞬では終わることはありません。ひと月に何度も通ってくださる方が多いからこそ、相手と向き合うことが必要になってくるんですね。

だから、憶測ではなく腹を割って話をすること。それもミスユニバース時代に学んだ、大切なことです。

もちろん、すべてのことにそういった姿勢で対応しているわけではありません(笑)。


でも、現在、私の地元である静岡で「I.R.M.アカデミー」というダンススタジオを母と設立したのですが、レッスンを教えている生徒さんとのお付き合いは一瞬では終わることはありません。ひと月に何度も通ってくださる方が多いからこそ、相手と向き合うことが必要になってくるんですね。


だから、憶測ではなく腹を割って話をすること。それもミスユニバース時代に学んだ、大切なことです。


 (1012)

森理世さんのきれいの哲学

尊敬する稲盛和夫さんの著書。高校生の時からの愛読書です。

 (1018)

『君の思いは必ず実現する』は、高校生の時に、当時の先生から留学前に手渡されたのが稲盛先生のご本でした。出口が見えなかったり、答えがわからなかった時にどうするべきか。わかりやすい言葉で、学生や新社会人に向けて書かれており、ミス ユニバースを目指すときにも勇気づけられました。『生き方』は、人としてどう生きるべきか、振る舞うべきかが書かれていて、ミス ユニバースになってから、より内容が理解できました。
君の思いは必ず実現する 稲盛和夫著/財界研究所

生き方 人間として一番大切なこと 稲盛和夫著/サンマーク出版

N.Y.出張時に入手した、OPIのN.Y.バレエシアターの限定コレクション

 (1020)

先日訪れたN.Y.で購入した、OPIの限定ネイル。N.Y.バレエシアターとのコラボレーションカラーだけに、肌をきれいに見せてくれる色ばかり。こういったお気に入りを見つけるのも、海外出張の楽しみです。
OPI CARE TO DANSE?

(NL T53) ピンク、MY POINTE EXACTLY (NL T54) ブルー、BARRE MY SOUL (NL T50)ベージュ/すべて森さん私物
42 件

関連する記事こんな記事も人気です♪

山本浩未さん(前編)~キレイの哲学編~

トップメイクアップアーティストとし...

キレイの履歴書

森理世さん(後編)~キレイの習慣編~

2007年にメキシコで開催されたミ...

キレイの履歴書

深澤亜希さん(前編)~キレイの哲学編~

さまざまな女性誌や美容誌で活躍して...

キレイの履歴書

君島十和子さん(前編)~キレイの哲学編~

女優時代と変わらぬ美しさを保ちなが...

キレイの履歴書

この記事のキーワードキーワードから記事を探す