人生を輝かせる『キレイ』が満載!

鎌田 典子さん

2012年10月1日 公開

株式会社 NORICOインターナショナル 代表取締役。「NORICO」デザイナー、セレクトショップ 「PANDORA」オーナー。東京生まれ仙台育ち。仙台在住時にインポートセレクトショップを経営し そのときに「特発性大腿骨頭壊死」と診断されステッキを持つようになる。 自ら使用する事でこれまでの日本のステッキは介護用のものが主流で デザイン性の高い流行的なものが少ない事を知り、ファッションの知識と 難病の経験を生かし、ステッキ(杖)を始めとするファッションと福祉の融合 ブランド「NORICO」を立ち上げる。 現在は広尾にレディースショップ「PANDORA」のオーナー兼バイヤーも手掛け 商品の買い付けで国内外を忙しく飛び回っている。NORIKO 公式サイト:http://www.j-norico.co.jp/

さまざまなファッションやスタイルを試着することで、ファッションを楽しみながら、新しい自分に出会って頂きたい。

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Q1:ドレスの買い付けにおいて、最も大切にされていること(哲学や信念、お気持ちなど)を教えていただけますか?

見た目の美しさ、可愛らしさはもちろん大事ですが、日本人に合う形、色、着心地、素材も重要だと考えています。
また、海外の買い付けでは発色の良さもポイントですね。 周囲がドキッとさせるような華やかなドレスであっても、そのスタイルに適した小物をあわせることで、バランス感のあるスタイルにコーディネートします。その上で買い付けを行っています。

Q2:ご自身のお仕事で、特に印象に残っている出来事や思い出を教えてください。

買い付けで海外に行っていた時に“特発性大腿骨頭壊死”を患ってしまい、一時はステッキを持つほどに悪化してしまったことがありました。

でも、足を悪くしたことで福祉の世界を垣間見たことから、ファッションに携わる身として、もっとファッショナブルなステッキを製作したいという思いが募り、結果的に福祉とファッションの融合であるブランド「NORICO」を設立。大きな転機となりました。

Q3:鎌田様がお好きなファッションブランドを教えていただけますか?お好きな理由も教えてください。

私自身は色々なブランドの洋服を着用します。例えばロベルトカヴァリの女性らしいラインもシャネルの様なコンサバスタイルも好きですし、グッチのクールさや、ジーンズに似合うような可愛いらしいカジュアルもそれぞれのスタイルが好きです。

さまざまなスタイルや、“顔”を持つことはとても楽しいことですし、それぞれのテイストで、自分の気持ちが高まるようなコーディネートを心がけています。

Q4:街で見かける女性のファッションについて、気になることがあれば教えてください。

私どものセレクトショップにご来店くださるお客様を拝見していますと、「こうゆうカタチは似合わない」とか、「この色は綺麗だけど、私には似合わない」とおっしゃる方をお見かけします。でも、そんなことはまったくありません。

海外のショップに行くと、お客様はさまざまな洋服をたくさん試着しています。日本の女性も「これは私に似合わない」と決めつけることなく、さまざまなファッションやスタイルを試着することで、ファッションを楽しみながら、新しい自分に出会って頂きたいと思います。

Q5:鎌田様ご自身の、美しさを保ち続ける秘訣を教えてください。

スキンケアはとても大切なこと。若い頃からどんなに眠くても、就寝前は必ずクレンジングを行います。お化粧をしない日も洗顔は欠かせませんね。また、肌につける物は量をケチらずにたっぷりと使います。ボディケアも怠ることなく、全身にボディクリームもたっぷり塗ってから就寝しています。

ただ、年齢を重ねるとスキンケアだけでは補えない事があり、その場合は専門家に頼って、体内から栄養素を補うことも欠かせません。仕事をしている私にとって、信頼できる先生と出会う事はなによりの保険になると思っています。その点で衣理先生には感謝していますね。

Q6:日本人女性を美しく見せるファッションとはどのようなものでしょうか?

アイテムとして万能なのはピンヒールでしょうか。
とても女性を美しく見せてくれます。 ここぞという時お使いになると洋服とのバランスが良くなりますね。

Q7:鎌田様が美しいと思われる方はどのような女性でしょうか?

自分をリセットさせられる女性かしら。

そのような女性はポジティブですし、美意識が高い、美しい方が多いですね。

Q8:ご自身が豊かなライフスタイルのために配慮されていらっしゃることがあれば教えてください。

私は左足に難病を抱えていることがあり、何事にも人より時間に余裕をとるように心掛けています。そのおかげか時間をうまく使えている気がしますね。

また、仕事で年に数回は海外に行きますが、オンオフをきちんと分けるようにしていますね。仕事であってもゆっくりしたい時は、必要な時間を確保するように工夫しています。わずかな時間ですが、その時間で心身がリフレッシュしますし、活力にも繋がります。
それから大切な友人との時間も、豊かな日常のためには必要ですね。

Q9:長年愛用されているファッションアイテムやドレスなどがあれば教えてください。

経営者であるがゆえ、周囲からはたくましく見えている様子ですが(笑)、女性らしさを忘れることなく、自分の気持ちが高まるアイテムを携帯しています。特に色は大切なので、持ち歩く小物は、以前から全てピンクで統一しています。

靴も大好きですね。足が悪くなる前はデザインに凝った、高さのあるヒールが多かったのですが、今は普段のスタイルにも似合うマロノブラニクを愛用しています。海外でも必ずチェックするほどのマストアイテムです。

ドレスはロングでしたらシンプルでラインが綺麗なロベルトカヴァリが多いですね。

Q10:いま取り組みたいこと、将来的に手掛けたいプロジェクトなどはどのようなことでしょうか?

前述した“NORICOステッキ”は、来年からアジア展開が始まります。それに合わせNORICOブランドの多様化を広げて、海外展開をすることでMADE IN JAPANの良さを知って頂きたいですね。

一方で、レディースショップ「PANDORA」は、私が海外で出会うキュートで素敵なファッションアイテムを皆様にお届けしていきたいと思っています。
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