人生を輝かせる『キレイ』が満載!

吉川みつこさん

2015年11月12日 公開

アイラッシュアーティスト 株式会社ヴィーナス・ラッシュ 代表取締役 美容専門学校を卒業後、大手美容サロンに勤務し10年間美容師として勤めた後、2004年独立。“まつげエクステ”の技術を取り入れたサロン「Venus Make」を立ち上げ、アイビューティの草分け的存在となる。現在は、まつげエクステ専門サロン 「ヴィーナスラッシュ ~Venus Lash~」を都内に5店舗を展開。 さらに、まつげエクステの技術を習得できるスクール「ヴィーナス・アイラッシュアカデミー」を国内外に11校開校しており、のべ1000人以上の卒業生を送り出している。 Venus Lash公式サイト   http://www.venuslash.com/   ヴィーナス・アイラッシュアカデミー公式サイト http://www.venusac.com/  Venus Select公式サイト http://venusselect.com/  オフィシャルブログ http://ameblo.jp/venus-lash/

まつげの持つ小さな可能性が、多くの女性達の「外面的な美」だけでなく 「内面の美」を引き出します。

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Q1:吉川様がまつげエクステに興味をもったきっかけを教えてください。

きっかけは自分のまつげコンプレックスからでした。私のまつげは「細い・短い・少ない」の3重苦(笑)で、普段のメイクではアイライナー&繊維入りマスカラが欠かせず、毎日のアイメイクに10分はかかっていたかもしれません。

そんな時、まつげ1本に1本を装着する「まつげエクステンション」という繊細な技法を知り、習得しました。今から15年程前になります。

それまで、つけまつげは不自然に仕上るタイプが多く、まるで自分のまつげのように最も自然で繊細な仕上がりは、私だけではなく日本中の多くの女性が求めていたものでした。まつげがたった数ミリ長くなっただけで嬉しく思えて。その喜びを多くの女性に伝えていきたい...それがVenus Lashのスタートになりました。

Q2:自身のお仕事で、特に印象に残っている出来事や思い出を教えてください。

私自身もお客様の施術に入らせていただいていますが、施術が終わって鏡を覗いた瞬間のお客様の嬉しそうな笑顔が一番印象に残ります。

まつげはお顔のほんの小さなパーツに過ぎませんがそれが時に素晴らしい奇跡をもたらすのを私はたくさん見てきました。

まつげが美しくなってメイクが薄くなり、どんどんお肌がきれいになっていったり、細い目がコンプレックスで下を向きがちだった方が、とびきりの笑顔になったこと。目に自信がついたおかげで、希望の仕事に挑戦する勇気が持てた、というお話を伺いました。

そのような様々なお話を耳にするたび、まつげの持つ小さな可能性が、多くの女性達の「外面的な美」だけでなく「内面の美」を引き出すことができると、嬉しさとともにやりがいを感じています。

Q3:いままでのお仕事のなかで、最も苦労されたことはどんなことでしょうか?

サロン運営をスタートしてから3年後のことでした。「まつげエクステの技術者には美容師免許が必要」という厚労省からの通達が突然あり、激震が走りました。当時技術スタッフが30名以上おりましたがそのほとんどが美容師免許を保持していなかったからです。 美容師免許を取得するには美容専門学校へ少なくとも2年間通う必要があります。仕事をしながらだと通信課程で3年間かかります。その後国家試験を合格しなければ美容師にはなれません。

私はスタッフ達に、仕事をしながら美容師免許を取得してもらうよう説得しました。およそ3分の1のスタッフは、説得が叶わず、辞めていきました。そのスタッフ達も本当は仕事を続けたかったはずなのに、と思うと残念で仕方がありませんでした。

それからは、昼間は学校で勉強して、学校が終わると、その日の終わりまで仕事、という生活が3年間続きました。最も苦労したのはスタッフだったと思います。

その結果、スタッフ全員が美容師免許を取得することができました。その3年間を一生懸命頑張ってくれたスタッフ達に、いまでも感謝しています。

Q4:ヴィーナス・ラッシュを運営されるにあたり、最も大切にされていること(哲学や信念、お気持ちなど)を教えていただけますか?

心地よい空間と時間を作るために、常にお客様の視点に立ち、お客様に合わせた接客(会話)を心掛けています。

また、ご提供する技術やカウンセリングを常に向上していくために、年に2回、社内で技術検定・知識検定を実施しています。

施術中、お客様は目を閉じ、担当アイリストを信頼して身をまかせて下さいますので、安心で安全、信頼のある確かな技術、衛生管理を徹底しています。

Q5:リフレッシュ法として取り入れている習慣や趣味は何でしょうか?

お休みの日は自分の自由な時間をつくり、したいことをするようにしています。のんびりしたい時は、思いっきりダラダラと過ごしたり、趣味のゴルフやダイビングに出かけたりして、仕事頭をリセットするとスッキリします。
以前は休みなく仕事ばかりしていましたが、メリハリがなくなってしまい精神的にも行き詰ったことがあったので、
いまでは意識してONとOFFの切り替えをするよう心がけています。
切り替えができるようになると、仕事上でも効率的な仕事の進め方が身に付いていくと思っています。

Q6:お気に入りの目元コスメがありましたら、教えてください。

コスメではないのですが、目元を温めることを大切にしています。いつも使っているのは「あずきのチカラ 目もと用」(桐灰)という蒸気温熱のアイピローです。

就寝前に目を温めることで血行が良くなり、疲れがとれて毛穴も開くので、まつげ美容液の浸透が高まります。

また、温熱がまぶたの内側にあるマイボーム腺という皮脂腺に働きかけて、皮脂が潤滑油として目の表面の潤いを維持してくれるので、ドライアイの予防やきれいに澄んだ瞳を保つのに効果的なのです。

Q7:スキンケアや健康法など、ご自身の美容に対するポリシーを教えてください。

とてもシンプルなのですが、仕事中はしっかりメイクをするので、家に帰ったらすぐにメイクを落とします。そしてたっぷり保湿をするよう心掛けています。

また、睡眠時間は必ず6時間以上を確保するようにして、その日の疲れをリセットするようにしています。そうすると、心も体も元気でいられますね。

Q8:お仕事柄、多くの女性の方とお会いすることが多いと思いますが、どのような女性を美しいと 感じますか?

いつお会いしても元気いっぱいの笑顔でいらっしゃる女性は素敵だなと思います。
嫌な事やつらい事は、誰にでもあること。それを表に出さず笑顔でいる人こそ、とても強い心をもった女性だと思います。

Q9:ご自身が豊かなライフスタイルのために心掛けていることとは?

自分に素直でいること、自分に嘘をつかないこと、自分に誠実でいること。 そしていつも一番近くにいるパートナーを大切にすること。近くにいる人を大切にすることで、自分も幸せなれると思います。

Q10:いま取り組みたいこと、将来的に手掛けたいプロジェクトをお聞かせください。

女性の美の象徴でもあるまつげの研究所、「美まつげ研究所」を今年発足させ、美しいまつげをつくる研究プロジェクトをスタートしました。

今後はエイジレスな美しいまつげや目元をつくりだすための商品開発にも、積極的に取り組んでいきたいと考えています。
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