2017年1月にポーラの「リンクルショットメディカルセラム」が、厚労省からしわを改善する効果効能で認可を取得してから、資生堂の「エリクシールシュペリエル エンリットド リンクルクリーム」や、コーセーの「ワンバイコーセー ザ・リンクレス」が立て続けに、しわ改善コスメを発表。大きなトレンドを生み出しています。
そして、いずれの商品も大きな支持を得ていることから、今年の秋は、さらに多くのブランドがしわ改善コスメに参入。
ポーラ・オルビスグループからは、オルビスとディセンシアから、カネボウ化粧品からは、KANEBO、リサージ、トワニー、デュウの4ブランド、そして、コーセーはルシェリとインフィニティの2ブランドから新作が発売される予定で、もはや“しわ改善祭り”のような様相を呈しています。
これだけたくさんの新作が出揃うと、どれを選べばいいのか困惑してしまいますが、いずれもしわ改善有効成分は「ナイアシンアミド」で統一されているため、そのほかにどんな成分が入っているのか、浸透テクノロジーはあるのか、といった点で、使いやすい商品を選ぶのが正解です。
なかでも、ユニークな商品を3品をピックアップしましょう。
ひとつめは、コーセーから発売されるルシェリのリンクルリペアローションです。こちらはその名の通り、美容液やクリームではなく、化粧水にしわ改善有効成分が配合されているのが特長。
「美容液はすでに愛用しているコスメがある」、「首もとやデコルテまでたっぷり使いたい」というかたには最適のアイテムです。
また浸透力も工夫されていて、美容成分をイオン化カプセルに内包。化粧水ながら、肌内部にまで、有効成分をしっかりと送り届けられる点が高評価です。
ルシェリ リンクルリペア ローション 医薬部外品 160ml ¥3,500(編集部調べ)
/コーセー(10月16日発売)
ふたつめは、オルビスから発売される、リンクルホワイトエッセンスです。こちらはナイアシンアミドで、しわ改善効果だけでなく、美白効果も取得できた美容液です。
美白と訴求しているように、しわ改善コスメのなかでは美白効果に秀でており、モニターの連用テスト結果でも、しわ改善よりも美白効果のほうに注目してしまったほど!
美容液ながらなめらかなテクスチャーで全顔使用を基本としているので、顔全体の小じわ、色むらを改善できることが特長です。
加えて、価格が30g¥4,500と、新作美容液のなかではコスパが優秀。しわ改善美容液は価格が高止まりしているので、価格の面で他ブランドよりリードしていることは魅力です。
リンクルホワイトエッセンス 医薬部外品 ¥4,500
/オルビス(9月21日発売)
3つめに紹介するのが、“深いしわに早く効かせる”ことを目指した、KANEBOのリンクル リフト セラムです。
前述したように、カネボウ化粧品からはしわ改善美容液が4ブランドから発売されますが、その頂点に立つこちらは、ナイアシンアミドはもちろん、ハリに効かせるため、ヒアルロン酸の産生を促進する成分など、9種の保湿成分を追加。
さらに、長時間ヴェールで包み込むクリーム処方で、有効成分を閉じ込めつつ、つけた瞬間からもピンとしたハリ感を実現しています。
連用試験では、特に“深いしわに効く”効果を確認。カネボウ化粧品のなかでも、“しわ改善美容液の最終兵器”として発売されます。
KANEBO リンクル リフト セラム 医薬部外品 20ml ¥13,500
/カネボウインターナショナルDiv.(10月11日発売)