WWDビューティ1/19日号の「2017春夏新色&ファンデーション」特集で、新作ファンデーションのトレンドを紹介しましたが、今回のページに載せきれなかったトレンドがあります。
それは“メイクレスな肌”。つまり、まるでファンデーションを塗っていないような美肌をつくるファンデーション、という(笑)、なんだか矛盾する表現ではありますが、つまりは粉っぽさや塗布感がないのに肌トラブルはカバーしている、というベースメイクを意味しています。
特に“メイクレス”を、そのままずばりキャッチコピーとして打ち出しているのが、ソフィーナ プリマヴィスタ。「メイクレスに生きよう!」というコピーとともに、素肌質感のパウダーファンデーションを発売します。
そもそもベースメイクの不自然な仕上がりは、白浮きや青白さといった光沢感と塗りムラが大きな要因であることに着目。その点をクリアするべく、なんと8年もの歳月を費やして自然な光沢感を実現する粉体技術を開発し、さらには肌の凹凸もなめらかにのるスキンフィット処方という新技術を設計。
これらの技術を配合したことによって、肌の血色感やなめらかさを尊重した上質な仕上がりを可能にしました。メーカー側も「ソフィーナ技術の集大成」と断言するほどの入魂のベースメイクです。
ソフィーナ プリマヴィスタ きれいな素肌質感パウダーファンデーション
SPF25・PA++ ¥3,800/花王(2月21日発売)
続いて紹介するのは、資生堂の新しいリキッドファンデーション。こちらは“肌に溶けこむようにシンクロしつつ、つやを与える”ことが特長。
ファンデーションをつけた朝はフレッシュな印象なのに、夕方になるとくすんでしまう、という弱点を改善するべく、1日の肌変化に応じて、光をコントロールするという、“モニタリング”のようなハイテクな機能をもつパウダーを新開発。皮脂が少ない時は強いつやを放ち、皮脂が多ければ光を拡散させることで、常にみずみずしいつやを持続させることを実現しました。
また、肌色をシンクロさせるために、発色やカバー力、光拡散にも最新技術を応用して、肌色を透かしながら補正するという効果も発揮。ネーミング通り、ひとり一人の肌にシンクロする質感を叶えました。資生堂が満を持して世界各国で発売するという力作です。
資生堂 シンクロスキン グロー ルミナイジング フリュイドファンデーション
SPF20・PA++ 30ml ¥5,000/資生堂インターナショナル(3月1日発売)
塗布感がないばかりか、つけたての美しい仕上がりを持続させることで、まさに“素肌レベルの美肌”に挑んだ両ブランド。いままでのファンデーションとの違いを、ぜひ肌で体験してみてください。