マスク着用がすっかり定着したいま、メイクアップも目もとが主役になっています。しかも、目もとを際立たせるために、眉メイクが太く、濃くなっており、そんな“濃眉”とのバランスをとるために、下まぶたメイクがトレンドになりつつあります。
以前の下まぶたメイクといえば、目を大きく見せるために、締め色の“囲みメイク”が主流でしたが、この秋冬は目もとに存在感を与えつつも、“おしゃれ感”も醸し出せるようにカラーで入れることがポイント。
上まぶたに入れたカラーを下まぶたにも入れるのはもちろん、上まぶたのカラーグラデーションを、そのまま下まぶたにも入れていくといった“ネオ囲みメイク”も登場しています。
文章ではわかりづらいかもしれませんので、実例をあげましょう。お手本となるのはアディクション、ディオール、セルヴォークの3ブランドです。
まず、アディクションはカラーマスカラと6色を配したアイシャドーパレットを駆使して、上下にカラーの囲みメイクをIN。
ポイントは、まぶたの上にのせた、アイホール全体~締め色のグラデーションを下まぶたにも施していること。単なる囲みメイクと異なり、奥行き感が演出できています。
しかも、囲みを黒や茶色ではなく、パープルの濃淡でつくっているため、目もとが強い印象になりすぎず、おしゃれ感を演出。さらにカラーマスカラでアクセントを加えているのもポイントです。
アディクション コンパクト アディクッション センス オブ クラリティ
103 アンタッチドオーシャン ¥6,600/アディクション(8月6日限定発売)
続いて紹介するのは、ディオールです。繊細な羽模様がデザインされた5色入りのアイシャドーパレット、サンク クルール クチュールで表現するのは、鳥の羽のようなリッチな色使い。
ゴールドに、ルビーレッドやダスティなピンクなどの暖色カラーを重ねることで、秋らしく、華やかさもある目もとに仕上がります。
一見、派手に見えるカラーですが、サンク クルール クチュールならではの繊細な発色と上品なパール感で、落ち着いたアイメイクに仕上がるのはさすがです。
サンク クルール クチュール 各¥8,580
/パルファン・クリスチャン・ディオール(7月30日限定発売)
3つめに取り上げるのは、セルヴォーク。暖色のコレクションが多いなか、セルヴォークはアラスカの氷河期をイメージしたコレクションを発表。
なかでも、ポイントとなるのが、氷河のアイシーブルーをイメージしたアイライナーでつくる下まぶたメイク。
白目をクリアに映えさせながら、神秘的な目もとを演出できるので、ポスターメイクのように暖色メイクのアクセントとして使用すると、新鮮な表情に!
クリーミーで描きやすいことも特長です。
セルヴォーク シュアネス アイライナーペンシル EX05 ¥3,080
/セルヴォーク(7月28日直営店発売)