これまでフェイスパウダーといえば、ファンデーションをサポートする“脇役”だったり、ファンデのつや肌を消してしまう“悪者”として倦厭されることさえあったアイテムでした。でも、長く続くコロナ禍でその存在感が“主役級”に台頭しているのをご存知ですか?
マスクの擦れを防止したり、ベースメイクを軽い仕上がりで済ませたい、というニーズに加えて、この春は新しいテクノロジーを携えた機能派パウダーがお目見え。いまでは、「マスクメイクの時は化粧下地+フェイスパウダーだけ」というほど重宝する人が急増しています。
そこで今回は、そんな“機能派”な新作パウダーを厳選。いま買うべきフェイスパウダーをお伝えします。
まず、ひとつめのブランドがTHREEのルースパウダーです。
こちらが凄いのは“塗った途端に消えてなくなる”というほどのマジカルな肌なじみ感。フィットする、というより、溶けてなくなると言うほうが的確といえるほどのテクスチャーで、初めて肌にのせた時は本当に衝撃でした。
そんな驚異の軽さを実現しながらも、補正アプローチはしっかり。植物由来の新成分“スムースファイバー”を開発したことで、凹凸感によるくすみやキメの粗さなどの影を一掃。かげりのない、スムースな明るさを演出してくれます。粉感が皆無なのでメンズにもおすすめです。
THREE アドバンスドエシリアルスムースオペレーター ルースパウダー
全2種 10g \5,500(THREE)
続いて紹介するのは、ディオールのフォーエヴァーから発売されるクッションタイプのフェイスパウダーです。
こちらのポイントは、水系成分25%が注ぎ込まれており、軽くみずみずしさがある仕上がりになること。肌の凹凸をカバーするのはもちろん、透明感がある、ふっくらとした肌印象になるので、文字通り“ヴェールを纏った”ような肌が実現。
しかも、重ねるほどに透明感がアップするのも感動。水系成分がたっぷりと配合されているからこその羽衣のような光感を演出できます。
全4色が用意されていますが、透明感や明るさを出したいならラベンダーがおすすめ。どんな肌色も明るく補正しながら、くすみを低減。フレッシュな肌へと導いてくれます。
ディオールスキン フォーエヴァー クッション パウダー 全4色
\7,000(パルファン・クリスチャン・ディオール)*3月5日発売
3つめに紹介するのが、ランコムのタン クラリフィック ルース パウダーです。
こちらは大ヒットしている化粧水、クラリフィックと共通成分を配合しているベースメイクシリーズ。そのため、パウダーも自然光をまとったような軽やかな肌に仕上がるのが魅力。その特長は、半透明のマイクロミラーという光を取り込むピグメントを採用していること。
3種紹介しているなかで、こちらは唯一、きらきらと弾けるような輝きを演出するパウダーで、春の陽光に包まれるような立体感を演出できます。
こちらは添付のパフでつけてもいいですが、大きめのブラシでふんわりとのせたほうが、よりふんわりとした柔肌に仕上がります。
タン クラリフィック ルース パウダー 全3色 \6,000(ランコム)
紹介したパウダーは、いずれもフェイスパウダーが苦手な人にこそ使ってほしいものばかり。
化粧をしたくない日は、冒頭で紹介したように化粧下地の上に重ねて、軽やかな印象に仕上げるほか、BBやCCの仕上がりも俄然、高めてくれるので、ぜひ活用してみてください。